阪神 3‐0 巨人


今季の甲子園開幕を飾る伝統の一戦は見事な完封勝ちでした赤飯炊け!!


前日の安藤涙の2年振り勝利に触発されたという能見が見事な2安打完封で今季初勝利。
ブラゼルの2発で勝った昨日とはうって変わって、今日は7回の小宮山のスクイズなど、小技を駆使して少ないチャンスを活かした格好。派手さはなかったけど、こういう点の取り方ができるのは強みですね。


一方、大補強を敢行した巨人は7試合で既に4度目の完封負けというまさかの異常事態。
原は試合後のコメントで「こういう時こそ中軸が爆発してくれないと」と言ってたらしいですが、それ何も考えてないって言ってるのと同じじゃね?


それを特に感じたのが0‐0で迎えた5回表の巨人の攻撃で、先頭の6番高橋由がヒットで出塁した後、7番小笠原にバントのサインを出した場面。
結局失敗した後、三振ゲッツーにとられたんですが、仮に二塁に進められてたとして、その後は8番高口、9番沢村の下位打線。当然得点の確率は低いワケで、原の頭にはとにかく得点圏に進めることしかなくて、「その後はお前ら何とかしてこい」という印象しか受けない。


対照的に阪神は直後の5回裏、6番マートンのヒット後、7番金本という同じような場面で強行策を取り、ヒットで1、2塁。ここで初めて8番小宮山にバントさせて2、3塁にし、9番能見三振の後、1番平野のタイムリーで先制という結果。
金本にヒットが出たのは結果論でしかないワケですが、前日まで16打数2安打という成績でしたから、原と同じようにバントさせても不思議はない場面。それでも強行させたのは、「この場面で1死2塁では得点の可能性は低い。みすみす1アウトを献上するより金本に期待しよう。采配うんぬんはそれから」という意図が感じられる。
もちろんそこまで考えたワケじゃなく、たまたま金本にヒットが出たから采配を振るえる場面になっただけかもしれませんけどね。でも、7回のチャンスで能見に代打を出すんじゃなくて小宮山にスクイズさせたのは「今日は中継ぎを休ませたい」という意図の表れでしょうし、5回の場面もキチンと考えた上での采配だったんじゃないかなと思うワケです。


なので、今日は采配の差で勝った試合じゃないかと。
まだ6試合ですから分かりませんが、今日みたいな采配が今後もできるなら和田監督は結構期待できそう。是非ともドンドン期待させてもらいたいところ。
あと、絶不調とはいえ巨人打線を完封したのは、小宮山は自信にしてほしい。


まあそれはそれとして、2度の得点機で凡退の新井さんはもうちょっと頑張って。
プロ野球ニュースで平松に「名前のとおり打撃が粗い」とか言われてたぞwww



その他の試合結果
DeNA 0‐2 広島、中日 1‐0 ヤクルト
ソフトバンク 4‐2 西武、オリックス 2‐2 楽天、ロッテ 3‐6 日本ハム


マエケンが両リーグ通じて6年振りのノーヒットノーラン達成。広島では背番号18の先輩佐々岡以来だとか。おめでとうございます。広島は今年は先発スタッフが充実してるし、面白い存在になりそう。
日ハムは開幕完投勝利の斎藤佑が今日も7回2失点と好投。それでも「野手のおかげで勝たせてもらってる。もっと力を付けたい」とか謙虚なあたり、どこまで好感度上げる気だ。
西武はゴンザレスが2点リードを守れず2敗目。新たな俺達誕生の予感。